Diary of Traprogrammer

男の娘プログラマーが自分の生活や勉強模様について書いてます♪

強者の理論は誰でも使えうる。

皆さん、こんにちは!Yuyoです。

前回は無意識に自分を傷つけるのを止めようということを話しました。

今回は人は無意識に誰かを傷つけているということを皆さんに認識してもらうことと、それを止める術について語っていきたいと思います。

突然ですが、皆さんはこの「強者の理論」が何だかご存知でしょうか?

これは、自分の置かれている環境からものをいうことで、知らず知らずにマウントを取っている。これを「強者の理論」とボクは呼んでいます。

例えば、経済的に恵まれている学生が、経済的に苦しんでいる学生に対して、お金無いと愚痴られた時に、「バイト増やせば良いじゃん?」って言ったら、それは強者の理論に成りかねないのです。苦しんでいる学生はひょっとしたら借金を抱えているのかもしれないし、バイトをすでにフルでやっているかもしれないし、生活費や学費を自分で稼がなきゃいけないかもしれないのです。

恵まれている側からすれば、少し経済的に厳しくなったら、バイトして少額稼げば、それで窮地を免れるのかもしれません。だから、この発言が出るのですが、苦しい側からしていれば、精一杯やっても、限度があり、それを苦しいと表現してるのです。両者の悩みのレベルが圧倒的に違います。

これはあらゆるシチュエーションで起こりえます。ブラックで働いてる人に、安易に転職や辞めることを進める人たち。勉強のできない学生に、根性論を振りかざしたり、出来ないことを責める教師。精神的に病んでる人に病院に行くことや環境を変えることを勧める人。

何故、彼らは強者の理論を安易に振りかざせるのでしょう?

それは、自分たちが強者であることを認識しておらず、自分を置かれた状況だけを根拠にものを言っているからです。

と言うより、人は常に自分の立場からしかものを言うことができないのです。

想像力が必要でもありますが、当事者でない限り、出来る範囲は限られています。

そして、自分の想像の範囲内から、意見を述べた結果、その意見は全く当事者側には共感できるものではなく、ますます距離が離れてしまうのです。

ならば、そこに近づくためには、どうすればいいか?

当事者側とそれを取り巻く人たちを繋げるものこそが、「情報」と「思考」なのです。

今のネット社会では、探せばいくらでも情報にアクセスできます。

実際、センシティヴな話題であるLBGTや発達障害、世の中を取り巻いている教育や経済の問題、これらは自分で調べさえすれば、いくらでも出てきます。

そして、そうして得た情報を元に、思考を繰り返し、直面している人たちのことを考えていく。これが強者の理論を振りかざさず、ちゃんとその人たちに寄り添った意見を出せる方法だと、ボクは考えます。

強者の理論を振りかざすことによる弊害、今の世の中には多く現れているのではないでしょうか?

他人のことを考えられず、自分本位な人々(これは年齢別に関わらず)、国民のことを考えずに、新たな法律を作っていく政治家(中には寄り添っているものもあるが、大抵は上位層の人々のことしか考えていない)、自社の利益のみを追求する企業。

これらの問題は、全て強者の理論を振りかざすものたちによって、起こっていることではないでしょうか?そして、もし世の中の大半がこう言う人々になってしまったら・・・行き着く先はディストピアです。

皆さんに覚えていて欲しいことは2つです。1つは、強者の理論は、自分の立場のみ考えてものを発してしまうことで、誰でも振りかざす可能性のあるもの、そして、もう一つは、情報を収集し、深く考えることで、強者の理論から、人々に寄り添った意見に変えられるのだと言うこと。

この記事を読んでくださった皆さんが、今一度立ち止まり、自身の言動について深く考え、少しでも思いやりを持っていただければと思います。

長文、および上から目線で申し訳ありませんでした。

Yuyoでした。ではまた。